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It smiles at white snow
P3
真田×主人公(麻斬)

お題 月暈オラトリオ

学校の帰り、たまたま真田先輩を見つけた。
「真田…先輩?」
「空走か」

僕、この人苦手なんだよね…。
泣くほど、嫌な時があるくらい。酷い…よね?
少し、気分が曇る。

「どうした、今帰りか」
「あ、はぁ…」
言葉が上手く出てこない。
「たまには俺と帰るのもどうだ?」
「え?」
突然の誘いだった。
後、夜君と仲が良いんじゃなかったの?この人。
「ん…そんなに嫌そうな顔しなくても。なぁ、お前…」
飽きれたようにそう言った。
「え…僕、そんな顔してました!?」
気付かなかった。何だか、自分が最悪に思えた。
自己嫌悪。まさに、それだ。
「まぁ、良い。今は減量中だから、牛丼は食べれないんだ」
急に、ボクシングの話か。
「そう、なんですか…」
「そうだ。なら、お前が良く行く場所、教えてくれないか?」
「僕が、良く行く場所…ですか?」
先輩は、ああ、と、頷いた。

良く行くって…。CDショップの方が多いんですけど…。
だから僕は、ポロニアンモールではなく、他の良く行く商店街のCDショップへ案内した。
「ここです」
「おお、何だか古いというか…でも、懐かしい感じがするんだな」
その一言で、ちょっとだけ先輩の新たな一面が見えた気がした。

そう、良い一面が。

先輩だって、そう感じる時があるんだな。

奥の方へ行けば、ずっと昔に発売されたレコード盤まで売られている。
現在と過去が交差するお店だ。

「レコード盤は、写真で見たことがあるが、生で見るのは初めてだ」
「そうなんですか?僕の義父が未だにレーザーディスクやレコード盤集めているので、よく見ています」
「おお。音楽一家なんだな」
「ええ。まぁ」

先輩は、レコード盤に夢中になっていた。
その姿を横目に、僕が好きな曲を探す。

───数分後
「あれ?空走?」
先輩が僕が居ない事に気付き、店の中を探し始める。
「先輩!」
「お前、何処行ってたんだ!?心配したぞ!」
顔に、焦っていました!と書いてあるようだった。
「済みません。僕、先輩に渡したい物があって…」
「ん?何だ」
先輩に、一つの袋を渡した。
「僕が好きな曲です…」
何か急に、切ないような、恥ずかしいような照れくさいような、そんな感じがした。
先輩が、袋からプラスチックのケースを取り出した。
「『It smiles at white snow』…白い雪に…微笑む…」
「店員さんに聞いたんです。これ、レコード盤のしか見た事無くて…CDのあるかって聞いたら、たまたま最期の一枚が…──」
その時だった。

思いっきり、抱き締められた。
「有難う!空走」
「せ…先輩…!?」
恥ずかしいです、先輩…。
「俺の為に、このCDを探してくれたんだな!!」
「は、はい…」
先輩、頼むから離れて。
「早速、この曲を聴きながらトレーニングだ!」
「先輩。その曲は、『ロッキーのテーマ』みたいなのじゃないですからっ!」

何だか、一瞬であの照れくささが消えた気がした。
まぁ良いや。あれも先輩の“良いところ”なんだから。


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初めて、ちゃんとした(?)真主書けた気がします。
それぞれのキャラクター性が出ていればなぁ、と思います。






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