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久しぶりの声
P3
バッドED主(夜)←真ED主(麻斬)

誕生日SS

家路につくと、街はクリスマスムードで漂っていた。

「はぁ…」
ふとそこには一人、夜の姿があった。
携帯電話の画面を見ると、[PM6:30 12/3]と表示されていた。
携帯電話をポケットの中に戻し、白い息を吐く。

ここ何年か誕生日とクリスマスが一緒になるのが嫌だった。
愛猫の「ひるね」が来たのも、3年前の今日だった。
家に帰り、居間の片隅に座る。
「にゃー」
ひるねが夜に寄り添った。
「ひるね。お前、俺に『おめでとう』って言ってくれるのか?」
小さく微笑みながら、ひるねの頭を撫でた。
「にゃー!」
嬉しそうにひるねが、鳴いた。

暖房も電気も点けず、ただひるねと過ごしてた。
いつの間にか寝ていたようだ。突然、携帯電話のバイブレーションがなる。
「…はっ!」
カタカタ揺れる携帯電話を見る。
「…あ、ケータイ。誰だろう…」
何と無く持ち上げて、電話を取る。
「15回目のお誕生日おめでとう!」
行き成り大きな声が聞こえてきた。
「だ、誰だ…!?」
ビックリして、声を上げてしまった。それに驚いたのか、ひるねは「にゃー」と言って、去って行ってしまった。
「やだなー。ケータイの表示見なかったの?僕だよ。麻斬」
声の持ち主が麻斬と気付いたのか、ほっと、胸を撫で下ろす。
「麻斬…あの…」
「ふふ。久し振り。元気にしてた?」
「あ。ああ…麻斬は?いじめとか、何か問題あるらしいけど…」
「うん、今通院の方が多いから、学校行ってない…」
「え…そうなの?」
「うん…」
「そっか。でも、たまに学こ──」
「行きたくないよ」
「あ、そう…。まぁ、何かあったらまた連絡してくれれば良いし」
「うん…」
「あの…さ」
「ん?」
お礼を言おうとした。だけど、緊張しているのか、声が震えている。
「あの…」
「うん…」
電話の向こうで、そっと微笑みかけてくれてる感じがした。
「あの…俺が言うと変だけどさ…
「ん…?」
「誕生日…祝ってくれて、有難う…」
「ふふ。変じゃないよ。如何致しまして」
「あ…恥ずかしい…つか、泣きそう…」
「ふふ…」
ぐすっと、鼻をすすってしまった。
「じゃぁ、夜君が泣いちゃう前に、僕切るね。おやすみ」
「ああ…」
「風邪引かないでね。引いたら、お見舞い行くけど」
「来なくて良い…」
顔を真っ赤にして、ちょっと怒ってしまった。…ような感情を出した。
「ン…じゃぁ。あったかくしてね。ひるねちゃんやおじさん達に宜しく」
「ああ」
「じゃぁね」
「うん…」

そうして、電話が切れた。
懐かしくなって、心が温かくなって、涙が零れて、止まらなかった。
心配そうに、ひるねが近寄ってきた。
ひるねを抱き寄せ、自室に向かった。


*+*+*+*+*+*+*+*+*

誕生日おめでとう、夜!
ちょっとだけ、彼の「やさしい心」を出してみたかった。






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